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大地がある美人がいる昔もいまもそれは変わらないタイトル
海原さんイメージフォト
1927年旭川市生まれ。中央大学専門部法
学科(旧制)卒。1953〜75年まで弁護士
業務に携わり、後、脚本家・作家に転ず。
日本放送作家協会、日本劇作家協会各会員。
著書に、『日本弁護士沿革史』、『仮面の
銀行』、『金融と裁判』、『マンガ企業犯
罪(1)(2)』、『世評正しからず』ほか
多数ある。また、テレビ作品として「裁か
れしもの」、「正しく裁いて下さい」など
の他、舞台脚本・演出として「アキト−詫
びても詫び足りず」がある。
石川啄木が旭川に来たのは、明治41年1月20日のことで、駅前の宮越屋に投宿
している。24歳のときで、北海旭新聞社を訪ねているが、知らぬ土地で道が分
からなくなって、女の人に尋ねている。尋ねるなら特に若い女の人に限ると言
っているのが面白い。
翌日、旭川を発って釧路に向かう車中から、林の中から旭日が赤々とのぼるの
を見て、もっとも北海道的と感動しているが、この風景は、いまでも見ること
ができる北海道の大地である。そしてそこで見かける女の人が美人なのも、啄
木の時代と同じである。
夜の街に出掛けて、ノレンを潜れば、美人の女将と地酒。そして北海道各地から
集まってくる新鮮な魚や野菜と果物が旅人を慰めてくれるのは言うまでもない。
多くの文人が旭川に立ち寄り、あるいは通過している。その足跡を訪ねるのも、
文学散歩として楽しい。徳富蘆花の『寄生木』の舞台としての春光台。井上靖の
文学館、三浦綾子の文学館、そして中原悌二郎の彫刻美術館を訪ねるのもよい。
人と自然のハーモニーに、訪れる人は必ず癒されるであろう。そういう街なので
ある。

アキト詫びても詫びたりずフォト 世評正からずフォト
「アキト−詫びても詫び足りず」
のチラシとパンフレットより。
そのまんま東の一人芝居として、
多くの注目を集めた。
海原 卓『世評正しからず』
〜銀行家・岩下清周の闘い〜
(東洋経済新報社)

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